『中立性に価値』道路公団に関しては,猪瀬 直樹が「日本国の研究」でするどく追及し,猪瀬自身が民営化委員会のありさまを「道路の権力」と「道路の決着」に記録している.しかし,とくに後 2 者は当事者による記録である.この本の価値は中立的な立場で調査し,公団や民営化の問題点を追及したところにある.猪瀬 直樹 の本や 田中 一昭の「偽りの民営化」などとあわせて読むとこの問題をよく把握することができる.